サーフトリップ in バリ_EP10_day6:火種の原因と昨夜の続き。

この日はアグスが迎えに来た。車内には社長さんとマーボーさんがいた。

帰りの昼ご飯を食べると、昨日、マサカズさんがアグスにクレームを言っていた件の理由が分かった。どうやら、マサカズさんが、自身(=マサカズさん)のサーフボードを洗う時や車に積みこむ時に放り投げたり、結構雑な扱いをしていたようだ。それをマーボーさんが注意していたらしい。

そういうことか!と思いつつ、僕はマサカズさんが使うボードが「リブテック」と呼ばれる丈夫な素材でできていること、だからそうい雑な扱いをしても大丈夫であることマーボーさんに教えてあげた。しかし、マーボーさんもリブテックであることは知った上で注意していたらしい。マーボーさんは職人のような仕事をしていたことこもとあり、道具を大事にしない人を許せないないのだとか。

なるほど、、。確かに道具を大事にすることは大切なことは理解できる。一方で、自分の持ち物をどう扱おうと誰にも迷惑をかけていないのだから文句言われる筋合いはないという理屈も理解できる。僕もマーボーさんもざわざわ注意しなくても、、という気もした。

でも、誰かに、迷惑をかけているか、かけていないかの線引きは難しいかもしれない。電車で化粧する人は誰かに迷惑をかけていないのか?実害はなくとも不快にさせることはあるかもなと思った。

実際、僕もマサカズさんはサーフィンに対してあまり真摯的ではないと感じることがあった。そのようなこと言うと、アグスも僕がマサカズさんに対してそういう印象を持っていると思ったらしい。昨日、僕が、昼ご飯をマサカズさん達と行かなかった理由もそのようなことだと思っていたらしい。僕はこれまで一つ返事で、だれかと一緒にご飯を食べに行っていた。それに観光よりサーフィンをしていたかったから、そこまでがっつりサーフィンをしないマサカズさん達とは合わないと思ったらしい。だから、今日はマサカズさん達ではなくマーボーさんたちと海を回るように分けたのだとか。

確かに僕はマサカズさんが嫌いというほどではないが、あえて一緒にご飯を食べたいとも思えていなかった。一方で今日は社長さん、マーボーさん達とは昼ご飯を食べに来ている。

自分でもあまり深く考えたことがないのだが、僕はサーフィンを真面目にやっている人が好きなのだと認識した。サーフィンを真面目にやっているか否かは、サーフィンが上手い、下手ということではない。海の中でのマナーや波の取り方などから、性格が見えてくるのだ。ゴルフでも一緒にラウンドを回ると相手のひととなりがわかるということを聞いたことがある。僕の場合はサーフィンを一緒にすると、ひととなりというか、自分が好きな人か嫌いな人かがわかるのかもしれない。

実際、社長さん、マーボーさんと昼ごはんを食べて楽しかった。

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そして、そのままの流れでアグスおすすめのマッサージ店にみんなで行くことになった。バリはいたるところにマッサージ店がある。僕もバリに来てからすでに3店舗ほど行っていた。価格も安く1時間1000円程度。日本であまり言ったことがないため、上手いは分からないが、気持ち良くサーフィンの疲れをほぐしてくれていた。アグスのおすすめのマッサージ店はもう少しランクの上がる店で日本人もマッサージの勉強をするためにその店舗に働きにくるぐらいクオリティの高い店らしい。

店につくと、20台近く止められる駐車場にホテルの様なエントランス、金額も1時間5000円とこれまで僕が行っていたマッサージ店とは全然違った。マーボーさんは以前にも来たことあり、懐かしがっていた。マーボーさんから「ここはマッサージする人を指名できるから、先に選んでいいぞ!あと、交渉次第ではなんでもしてくれるぞ!」と教えてもらえた。僕はそういうことか、、!その値段も反映されているのか!と少しワクワクした。

冷たいハーブティーを飲みながら、エントランスで待っていると、フロントの人から1人案内できる準備が出来たようで声が掛かった。マーボーさんから目で僕に「行け」とサインをもらった。そしてこの先で女性が待っていて好きな子が選べることを小声で教えてもらった。

案内されると細い廊下を歩いていると、そのまま誰もいない施術部屋に案内さた。そして間もなくマッサージ師っぽいユニフォームを着たおばちゃんが現れた。ん?とも思いながら、促されるまま裸になり、紙パンツ1枚になった。そしてそのままベッドで横になり施術が始まった。オイルを使ったハンドトリートメントだったので、純粋な気持ちで気持ちいい。胸やおしりや、きわどい場所もマッサージしてくれるので、僕は「反応」してしまった。

僕は自分の反応してしまった部分とマッサージ師の顔に視線を交互に移しながら、アイコンタクトをしてみたが、首を横に振られた。薄々感づいてはいたが、まぎれもない通常のマッサージ店だったのだ。マーボーさんにからかわれていたのた。ただ、マッサージそのものがとても気持ちよくて、サーフィンの疲れも取れたのそれはそれは満足だった。

終わってフロントでマーボーさんが笑いながら「どうだった!?」と聞いてきたので、僕は鼻をひろげ少しムッとしたように「すごい気持ちよかったです!」と伝えた。

その日はそのまま解散することなった。夕方になりスマホを見てみるとTinderの子からメッセージが来ていた!そしてなんと「今夜なら空いている」とのこと!僕も暇だったたので夕飯を一緒に食べることにした。レストランは僕が泊っているホテルの2件隣のレストラン。近場ではあるがデートとしては十分な雰囲気だ。

待ち合わせもこのお店にした。お店につい店内を見まわしてみたが、平日ということもあり客は少なく、女性の一人客はいなかった。僕は店の前で待つことにした。まもなくスクータを乗った女性が一人現れて。写真とは大きく変わらない愛嬌のありそうな女性だった。名前はアデリア。僕はテンションがあがった。

テンションがあがったのだが、実は僕の体調は絶不調。先日から続く、下痢で食欲はなく、サーフィンの疲れもなかなか蓄積していた。僕はサラダだけを注文し、アデリアには食べたいものをオーダーしてもらうよに伝えた。しかしアデリアも飲み物だけでいいとのこと。男がサラダだけだと女性も食べずらいのだろうと思ったのだが、どうやら昨日に辛い鍋を食べて胃が持たれているから食欲がないのだとか。

そこから自己紹介がてら自分のことを話ながら質問しあった。基本的には英語で会話したが難しい話でなければ特に困ることはなかった。

アデリアは25歳で建築の事務所で働いていて、このレストランからスクータで15分のところに家族で住んでいる。アイコンにも映っていたシベリアアンハスキーはその家で飼ってる。サヌールのエリアにはほとんど来たことがなく、この店をはじめてで学生の時に勉強で日本にも来たことがあった。その時は日本の物価が高くてあまり観光したり、遊んだりはできず、研修先のゼネコンとゲストハウスの往復の記憶しかないそうだった。僕も以前インテリア系の仕事をしていたので、○○の建築は見た?など聞いたがあまり共通で知って話題はなかった。
あとは、バリのおすすめの食べ物や

そんなこんなでお互い一杯づつとサラダだけで2時間近く話をしていた。店も空いていたので迷惑ではなさそうだったがそろそろ店を出ることにした。僕は、このすぐ近くに泊っているホテルがあるから、そこで飲みなおさなかと誘ってみた。そしたら何度OKしてもらえた。

レストランを出て2件ほど隣のホテルだったので、彼女もさすがに「近すぎ」と笑っていた。見ず知らずの異国の男の部屋に、女一人で入るというのは怖くないのかな?と逆に心配になってしまった。僕は部屋のカギを占める際に鍵を閉める?怖くない?と聞いた。アデリアは「なんで?どっちでもいいよ。」部屋に椅子などはないので、ベッドの上で飲みなおす。また他愛のない話をしながら、ホッぺをさわったりスキンシップをした。タイミングを見計らって僕はキスをした。完全に受け入れた様子ではないが、NGではなさそうだった。僕はもう少し深いキスをしたら、彼女から「玉ねぎくさい」と笑われてしまった、、、。やってしまった。実はさっきのレストランで食べたサラダには生の玉ねぎが結構入っていた。僕自身も口が玉ねぎくさいと思っており、部屋に帰ってきてからすぐに歯磨きをしていた。しかし、彼女は玉ねぎが苦手でなこともあり、残っていた玉ねぎのにおいが気になってしまってようだ。ドン引きされたまでではなかったが、ムードはだいぶ壊れてしまった。

僕は体調がすぐれないこともあり、最後までいくかを若干、躊躇していた部分もあったので、これをきっかけに、そういう雰囲気ではなくなった。

その後も談笑しながら数十分を過ごし、23時頃になったので彼女は帰ることなった。ホテルの前まで見送り、またキスをしようとしたところ拒まれなかったので、そこまで嫌われたわけではなさそうだった。