昨日に続き、ガイドはサリー。他のメンバーは昨日と同じマサカズさんに加えてその同行者2名の合計5人。僕のホテルの方へ先に迎えに来てもらっていたため、マサカズさんたちのホテルに迎えにいく。マサカズさんたちが滞在するホテルは朝はブッフェスタイルで、紙箱も置いてありパンなどを入れて持っていいそうだ。僕の分も用意してもらえた。マサカズさんは油はOKのダイエット中であるためバターだけを舐めていた。
この日は初日でも入ったハイアットリーフに入ることになった。ボートに乗って、ポイントまでいったが波はほぼフラット。まれに来るうねりも良い波ではなかった。やっかいなことに、波がないのに流れがあった。流れた先にリーフやテトラがあるわけではない。むしろ、なにもなく広い海で永遠とながされてしまいそうな感じがした。他のサーファーも少ない。ボートで来たため砂浜までも遠い。ガイドのサリーはインサイドの方にいた。僕とマサカズさんの同行者の1人はそこから100mほどアウト方面のライト側にラインナップ。さらに100mほどアウトに、マサカズさんともう一人の同行者。僕のいる場所から、マサカズさんのいるところにむかって流れがあった。マサカズさんとの距離も徐々に離れているように感じた。
自分がいる場所でポジションキープするために、6割ぐらい力でほぼずっとパドルしている必要があった。流れに逆らってサリーのところを向かおうとしても辿り着けそうになかった。
マサカズさんは特に流れを気にしている様子も感じられない。サリーも見える位置にはいるので問題はないのだろう。ただ正直、マサカズさんもサリーもサーフィンがすごいうまい様子ではなかったので、どのくらい安全であるかが不安にもなった。ちなみに同行者の2名はもっとうまくない。ラッシュガードに膝下丈の海遊び用の海パン姿。格好で判断するのは良くないのだが、あまり本格的にサーフィンをしている印象ではなかった。
すごい危険で焦るという状況ではなかったが、対して波も良くないし、ずっとパドルしているのもダルい。一旦上がるかかどうするか含めて状況確認をできればとサリーに合図を送った。合図というのは、他のサーファーがやっていたのだが、ボートを呼ぶ時などサーフボードを手に持ちノーズを上げて左右に振るのだ。サリーも気が付いてくれたようだが、こちらに来る様子もなく、応はしてくれなかった。なんだよ、、それでもガイドかよ!と少し気分が悪くなった。あきらめてパドルを続けながら、サーフィンを続けた。
1.5時間ほどそんな状況が続いたら徐々に流れも収まり、波も若干良くなってきた。サリーもマサカズさんたちも同じ場所に集まってきた。
さらに、アグスと他の日本人サーファー2名を乗せたボートが現れた。その二人は社長と、マーボーと呼ばれていた。この2人は3日目のジャスリーでも見かけたが一緒に海に入るのは初めて。よし、これからだ!ってタイミングではあったが、ぼくは正直体力がほとんど残っていなかった。
波を追いかけず、波待ちしている場所にちょうどいい感じでブレイクする波だけを狙ってテイクオフした。そして良いセクションが終わったらすぐプルアウト。そんな感じで省エネサーフィンをしながら何本かいい波にのれた。本当はしっかり波を追いかけ、波もインサイドまで乗り繋ぐ方が良いのだが、かなり体力は消耗されているし、しょうがない。マーボーさんは僕よりも全然うまく、社長さんはあまりうまくはなかったがたくさん乗っていた。
そうこうしていると、先に入ったメンバーは上がることになった。やや不完全燃焼感はあるが、ビールを飲みながらのんびりしていると、アグスたちも上がってきた。
昼ご飯やこの後の予定などをアグスと話していると、マサカズさんが怒った様子でアグスに近づいてきた。「あいつが、俺の板の扱い方に文句を言ってきた。誰にも迷惑かけてないんだから、いちいち口出しするな、と伝えておいて」と冷静ではありながらも怒りがこみあげている様子だった。この時はまだ、正直何のことを言っているかわからなかった。あまり気にせずにのんびりしていると、マサカズさん達とごはんに行く流れになった。しかし、おなかの調子が悪いこともあり、断わった。
その日も午後は部屋でゆっくり過ごすことにした。夕飯もバリっぽい食事ではなくサラダなど胃に負担が少なそうなものに留めた。ふとスマホを見ると、Tinderからマッチした通知が来ていた。早速マッチした子をみると、シベリアンハスキーみたいな犬と一緒に笑顔で映る女の子の写真。写真から判断すると「当たり」と言える可愛さだ。
自分が、日本人で数日間サヌールに滞在していることなど伝えつつ、お互いの自己紹介で5ターンほどメッセージのやりとりをした。その後、滞在中のどこかでご飯を食べに行かないか誘ってみたところ、返事は「調整してみる」というような内容でその日のやりとりは終わった。
体調不良と疲れもあり、アクティブに行動する気になれなかったが、異国の地で異国の女性と出会えるとなると、気持ちも高まった。メッセージのやりとりはなかなかいい時間の潰しにもなった。「下心」で会いたいというよりは、普通にローカルの女の子と世間話や食事を楽しみたいという感覚の方が強かった。