集中力に関する人気書籍を読み漁ってわかった結論

これまでに集中力に関する書籍をかなり読んできました。読み漁るうちに、点と点がつながり、かなり良い感じの集中力強化方法が分かったので紹介していきます。

主に参考にした書籍はこの3冊です。どれもおすすめなので、ぜひ読んでみてください。

<3つの本の概要>

①やばい集中力 (鈴木 祐)
 獣(=本能)と調教師(理性)に例え、獣をうまく手懐けて、やばい集中力を得る具体的な方法を紹介。

②自分を操る集中力 (DaiGo)
 集中するにはウィルパワーが必要で、それは消耗するものであり、鍛えられることなどを紹介。

③インターネットポルノ中毒  (ゲーリー・ウィルソン)
 インターネットで観れるポルノ動画を例に、「欲望」がいかに強く、日頃の行動や集中力に悪影響を及ぼすかを紹介。
<前提となる用語解説>

ウィルパワー:
ウィルパワーとは、自己制御や意志力を指し、目標達成や誘惑に打ち勝つための精神的なエネルギーです。これは消耗するものであり、使いすぎると疲労しますが、トレーニングによって強化することができます。

ドーパミン:
ドーパミンは脳内で生成される神経伝達物質で、快楽や報酬に関連する感情を引き起こします。特定の行動や経験によって分泌され、過剰に刺激されると、中毒症状を引き起こすこともあります。


それでは集中力の本質と強化法を紹介します。

①集中力は欲との闘い、欲は強敵。

脳が「欲を満たしたい」と働くことは正常です。それに抗い、集中することはとても大変だと理解して対策する必要があります。ここでの欲とは、本能、快楽、報酬、ドーパミン中毒、インターネットポルノ中毒、幸せホルモンなどに置き換えても問題ありません。(※以降、これらのワードを文脈上、使い分けることがありますが、ほとんど同じことを指していると思ってください。)「勉強しなくてはいけないとわかりながらも、ビールを飲んでしまう。」などがこれにあたる状態です。

②近年、欲を満たすことが、より簡単に、より刺激的に。

近年、SNSのショート動画のように、短時間で面白いと感じること(=報酬)が増えています。さらに、その報酬がとても魅力的で刺激的になっています。自然の甘さを超えた人工甘味料がたくさん入った甘いものは、瞬間的に幸福感=ドーパミンに変わります。企業はお金を稼ぐために、より簡単に、より刺激的に報酬が得られる仕組みを考え、消費者に提供します。なぜなら、その方法がよく稼げるからです。

③短絡的な報酬が得られると、集中力が低下する。

短絡的な報酬が得られると、また同じように簡単に報酬を得たくなります。それを繰り返すと、すぐに報酬が得られないことに注力することができなくなってしまいます。すぐに報酬が得られることに慣れてしまった脳は、すぐに効果が出ないことを続けることができなくなってしまいます。ドーパミン中毒やインターネットポルノ中毒などにより、やる気が出ない、集中力が続かないということが起こります。

④中毒とは「統制が効かない」「悪影響を及ぼす」こと。

冒頭で報酬や中毒は同じようなこととお伝えしましたが、ここでは中毒について定義していきます。中毒とは「統制が効かなくなる」ことと「悪影響を及ぼす」ことです。アルコール中毒などは、飲んではいけないと分かっていながら、統制が効かずに飲んでしまう状態です。加えてアルコールは体に悪影響を与えます。それ以外にも、多くのことが当てはまるかもしれません。大量に砂糖を摂取することは体に悪いです。加えてドーパミンも出て、統制が効きにくくなることもあります。なので砂糖中毒ともいえます。一般的に〇〇中毒などと言われるものは「統制が効かなくなる」要素が含まれることが多いです。逆に言えば、「統制が効く」ことと「悪影響を及ぼさない」ことであれば中毒ではないと言えます。

⑤中毒を理解し、報酬をコントロールすることが集中力強化のカギ。

「中毒」や「脳が何かしらの報酬を得たい」という力はとても強力です。であれば、それをコントロールすることで、集中力を強化できます。先ほどの通り、中毒は「統制が効かない」ことと「悪影響を及ぼす」ことです。そして中毒は集中力の妨げになるため、排除していく必要があります。さらに中毒に該当しないもので、自分にとって嬉しいことを、成し遂げたいことができた後の「報酬」に設定します。たとえば「勉強ができたらご褒美に大好きなステーキを食べよう!」などです。つまり、

中毒は「統制が効かなくなる」ことと「悪影響を及ぼす」快楽や習慣、
報酬は「中毒にはあたらない自分にとって嬉しい」こと
と定義し、「中毒」にあたるものは排除、「報酬」は成し遂げたいことの後に設定することです。

「中毒」を排除することは、集中力を強化するための第一歩となります。
「報酬」を成し遂げたいことの後に設定することで、よの欲への力を集中力強化につながります。「ステーキ食べられるなら、勉強頑張ろう!」というような状態です。

⑥小さな努力をすることでウィルパワーの上限を上げる

「報酬」を成し遂げたいことの後に設定することは、目の前にあった「報酬」を後まで我慢することになります。このような小さな努力はウィルパワーの上限を上げることにつながります。ウィルパワーは集中するために消費されます。寝たり、適切な食事をすることで回復することができますが、上限が決まっています。この上限は、小さな努力を繰り返すことで増やすことができるのです。

⑦まとめ

欲に負けた行いを続けていると、どんどん抗うことができなくなり、集中力がなくなってしまいます。
一歩で欲をコントロールしていくと、その力はどんどん強くなり集中力が強化されるということです。

ドーナッツをバクバク食べて、ネットサーフィンに明け暮れるていたらくなデブ、
日々、節制しながら高い集中力を発揮するお坊さんが、スムーズにイメージできないしょうか?

なんか、めちゃくちゃに当たり前のように感じるかもしれませんが、
因果関係が理解できると、この大切さ、重要さがより実感できたのではないでしょうか?